よくある質問 - マイクロファイナンス全般について

「融資」と聞くと、社会貢献というより「儲け」のイメージがあります。

Kivaを通して行う「融資」は、日本人にも比較的なじみのある「寄付」の考え方と基本的には同じです。

Kivaは営利目的で融資しているわけではありません。Kivaは現地のマイクロファイナンス機関(以下、MFI)から手数料や利息を徴収しないので、返済時、わたしたちが受け取るお金にも利息は上乗せされません。MFIは、Kivaから金利ゼロで資金調達し、事業主に融資しています。MFIは事業主から返済金を受け取る際、金利を上乗せしますが、それは貧困層への持続可能な支援を続けていくために必要なことで、それらをMFIの運営費や人件費に充てています。

「融資」という支援方法には、「もらったお金」ではなく「借りたお金」だからこそ、融資された側のモチベーションが維持されるという側面もあります。

各MFIのミッションやビジョン、活動内容については、オフィシャルサイトのフィールドパートナーページ(外部サイト/英語)でご確認ください。

現地のマイクロファイナンス機関が、事業主に課す金利が高く感じるのですが。

Kiva自体は金利を課しませんが、Kivaと提携する現地のマイクロファイナンス機関 (以下、MFI) は、Kivaから送金されたお金を事業主に融資する際に金利を課しています。金利は20%を超すものがほとんどですから、日本人の私たちの感覚からすれば、非常に高いと感じるのも無理はありません。

しかし、現地で実際にマイクロファイナンス(小口融資)を行うには、手間とコストがかかります。例えばMFIのスタッフが、遠隔地へ小額のお金を届ける際にも、回収する際にも交通費がかかります。途上国では、日本のように金融機関が全国を網羅しているわけではありませんし、オンライン送金もできないからです。一般の銀行が貧しい人々へ融資を行わないのは、「マイクロファイナンスは割に合わない」という理由もあるのです。その他にも、国のインフレ率を考慮せねばなりません。途上国のインフレ率は、先進国に比べると非常に高く、年10%を超える国も少なくありません。そのため一般の銀行であっても、先進国に比べ金利が高いのです。

MFIの妥当な金利がいくらなのかは、国や地域の状況によって異なります。現地のMFIが持続可能な運営を行わなければ、貧困層への支援も長続きしません。一方、利益優先の運営になってもいけません。KivaはMFIに対し、初期審査やモニタリングを行って、健全な運営がなされているかをチェックしています。詳しくはこちらをご覧ください。

MFIが、現地の一般銀行と遜色のない金利設定を可能にするためにも、金利なしで資金調達できるKivaとの提携は有効な手段になっています。各MFIの金利・手数料は、オフィシャルサイトのフィールドパートナーページ(外部サイト/英語)または起業家プロフィールページの右側にある、「Portfolio Yield」(=金利/手数料)に表示されていますが、併せて「Profitability」(=採算性/ROA)もご覧ください。金利の妥当性を確認する一つの指標として、参考になるのではないでしょうか。

マイクロファイナンスは本当に貧困緩和に役立っているのですか。

世界には、1日1ドル以下で生活している人々が12億人、2ドル以下で暮らしている人々が世界人口の半数といわれています。Kivaと提携しているマイクロファイナンス機関(以下、MFI)を利用する人々の、「個々の貧困度」を計ることは難しいですが、それらのMFIから融資を受けられなければ、いつまでも生活水準は向上できず、その日暮らしを強いられる貧困層が減らないことも事実です。貧困問題は、いろいろな原因が絡み合っており、根本的な解決は非常に難しく、また大変な時間を要します。

まず最初に理解しなければならないことは、マイクロファイナンスによって、すべての貧困問題が解決するわけではないということです。Kiva自体もそれを認識しています。

例えば、紛争や飢餓、地震などの災害に見舞われた人々への一時的・個人的な支援の方法には、ユニセフや赤十字を代表とする「寄付」の行為が適しているかもしれません。

マイクロファイナンスは貧困緩和の手段のひとつに過ぎません。世界には、働く意欲があるのにもかかわらず、資金を得られずに貧困から抜け出せないでいる人々が多数存在します。彼(彼女)らは、客観的な信用や担保がないなどの理由で、一般の銀行から融資を受けられないのです。MFIは、そんな彼(彼女)らに対し、一時的ではなく持続的な支援を行い、自立を促進しています。

自立できれば生活水準は向上します。貯蓄も可能になり、病気や干ばつなど、万一の事態に備えることができます。また、子どもたちを学校に通わせられるようにもなります。言い換えれば、貧困の連鎖を断ち切る手段のひとつがマイクロファイナンスともいえるでしょう。

Kivaは独自のルールに基づき、各MFIを審査・モニタリングして、健全な運営を行うMFIと提携し、MFI(フィールドパートナー)と個人事業主たちを支援しています。詳細は、Kivaのリスクとデュー・デリジェンスの「Kivaの役割」をご覧ください。各MFIのミッションやビジョン、活動内容については、オフィシャルサイトに掲載されていますので、こちら(外部サイト/英語)でご確認ください。

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